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読み方 : ピフ

PIF【Program Information File】.pifファイル

概要

PIFとはWindowsなどのマルチタスクOS上でMS-DOSプログラムを実行するための各種設定を記述するファイル形式。標準のファイル拡張子は「.pif」。
PIFのイメージ画像

PIFには、MS-DOSプログラム実行ファイル(.exeや.com)のパス、実行時に割り当てるメモリ量の上限や下限、画面の表示モード、起動時のウィンドウ状態などを記録する。設定内容はバイナリ形式で保存され、Windowsプロパティ画面から視覚的に閲覧・編集することができる。

Windows上では、PIFはMS-DOSプログラムへのショートカットとして機能する。ダブルクリックするだけでファイル内の設定に基づいた環境が整えられ、対応するMS-DOSプログラムが自動的に起動する。かつてはこの仕組みを悪用し、PIF形式に偽装したコンピュータウイルス電子メール添付ファイルとして配布される事例があった。Windowsではデフォルトで拡張子が非表示となるため、利用者が実行ファイルを文書ファイルと誤認して開いてしまうケースも多く、セキュリティ上の問題として広く知られた。

PIFはもともと、米IBM社の「PC DOS」向けマルチタスク拡張ソフトウェア「TopView」(1984年)で導入されたファイル形式である。その後、Windows 3.xやWindows 9x系、さらにWindows NTの仮想DOSマシン(NTVDM)環境にも引き継がれ、MS-DOSプログラムの実行設定を管理する仕組みとして定着した。Windows XPまではMS-DOSプログラムの実行環境が標準で備わっていたが、64ビットWindowsではNTVDM自体が廃止されたため、PIFも実質的に使われなくなっている。

(2026.6.25更新)
 

他の辞典等による「PIF」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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